翻訳サービスの選定
デジタルノマドビザ（DE Rantau）申請には、銀行明細や収入証明などの書類を英語に翻訳する必要があります。マレーシアでは公式な翻訳として、ITBM（Institut Terjemahan & Buku Malaysia）という政府認定の翻訳機関を利用するのが一般的です。
ウェブサイトは英語とマレー語に対応しており、オンラインで完結できるのが便利でした。
注文プロセスの開始
Translation Serviceのページから注文を開始します。Get Quotation hereから見積もりの申込みを始めます。
まずは見積もりが必要なのでQuotationで手続きを進めます。
最初のステップでは、名前、メールアドレス、電話番号などの基本情報を入力します。パスポート番号の入力欄もありますが、これは任意項目でした。会社情報の入力欄もありますが、個人での申請なので空欄のまま進めました。
配送方法の選択
配送オプションは3つありました：
- マレーシア半島部への配送（RM 10.00）
- サバ・サラワク州への配送（RM 20.00）
- 自己引き取り（RM 0.00）
私はペタリンジャヤ在住なので、マレーシア半島部の配送を選択しました。配送料金が高くないのは助かります。
Penghantaran (Semenanjung Malaysia) – RM 10.00
- 「マレーシア半島部への配送」
- 西マレーシア（本土）への配送料金
Penghantaran (Sabah / Sarawak) – RM 20.00
- 「サバ州・サラワク州への配送」
- 東マレーシア（ボルネオ島側）への配送料金
- 半島部より料金が高い（2倍）
Pengambilan Sendiri – RM 0.00
- 「自己引き取り」
- 店舗や指定場所での直接受け取り
- 配送料無料
書類のアップロード
翻訳が必要な書類をアップロードします。私の場合は：
- ソース言語：Bahasa Jepun（日本語）
- ターゲット言語：Bahasa Inggeris（英語）
- アップロード数：銀行明細4枚分
各書類は5MBまで、最大6つのファイルを添付可能です。翻訳された書類は2部ずつ提供されるとの案内がありました。
Request a Quotationで見積もりの申し込み完了です。
見積もり確認と支払い
金曜日の朝９時にフォームで提出して、翌週火曜日の15時に「Your Quotation Is Ready!」というタイトルでメールが届いていました。
金額を確認して「Accept Quotation & Pay」をクリックし、支払い画面へ進みました。
支払い方法
支払いは以下の方法から選択可能でした：
- クレジット/デビットカード
- オンラインバンキング（マレーシアの銀行）
- eWallet
私はMaybankのオンラインバンキングを利用して支払いを完了しました。支払い後すぐにADAPTISという支払い処理を代行するサービス経由で確認メールが届きました。
注文確認と進捗
支払い完了後、2通のメールが届きました：
- Payment Confirmationメール（ADAPTIS経由）
- Order Being Preparedメール（ITBM直接）
注文日は2025年9月26日で、完成予定は7営業日以内とのことでした。追跡番号も発行され、完成後1日で追跡可能になるとの案内がありました。
支払いをした次の日にFw: Order Being Preparedというタイトルでメールが届きました。
完成予定は7営業日以内とのことでした。追跡番号も発行され、完成後1日で追跡可能になるとの案内がありました。
メールに記載されていた重要な点として：
- パスポートまたは個人名の記載がある証明書/書類のコピー提供が必要
- 内部アーカイブ期間：ソフトコピー＆ハードコピーで
- 証明書：受領日から6ヶ月
- 書類：受領日から3ヶ月
- 翻訳受領後、7営業日以内に顧客が応答しない場合、翻訳が受理され満足したものとみなされる
翻訳完了
10月4日ごろに以下のメールが送られてきて、メールには翻訳された文書のPDFも添付されていました。
まとめ
オンラインで完結できる点と、政府認定機関による公式翻訳である点が安心でした。デジタルノマドビザ申請を検討されている方の参考になれば幸いです。
