JMBプレミアとは|JGCプレミアが2027年から搭乗実績だけで達成に。変わる特典と家族の判断ポイント
JALは2026年9月30日(報道各社による日付)、上級会員の「JGCプレミア」の達成条件と特典を見直すと発表しました。いちばん大きな変化は、JALグローバルクラブ(JGC)に入会していなくても、搭乗実績だけで達成できるようになることです。名称も「JMBプレミア」に変わります。
一方で、JMBプレミアはマイルの無期限化(有効期限の廃止)とサービスセレクションの対象から外れ、代わりにボーナスマイルが付きます。この記事では、JAL公式の告知をもとに、何がいつから変わるのかを整理します。
JGCプレミアで変わる3つのこと
1. JGCへの入会が不要になる
これまでのJGCプレミアは、搭乗実績の基準を満たしたうえで「JALグローバルクラブ会員のみ対象」とされていました。見直し後は、このJGC入会の条件がなくなり、搭乗実績だけで達成できます。
搭乗実績の基準(1〜12月の暦年)の数値そのものは、現行と同じです。
| 現行のJGCプレミア | JMBプレミア | |
|---|---|---|
| JGCへの入会 | 必要(JALグローバルクラブ会員のみ対象) | 不要 |
| FLY ON ポイントの基準 | 80,000ポイント(うちJALグループ便40,000)以上 | 同じ |
| 搭乗回数の基準 | 80回(うちJALグループ便40回)以上かつ25,000ポイント以上 | 同じ |
2. 名称が「JMBプレミア」になる
達成基準が変わるのにあわせて、ステイタス名が「JGCプレミア」から「JMBプレミア」に変わります。
3. 特典の中身が入れ替わる
特典は、次のように変わります。JALの表では、変わる項目に「〔変更〕」「〔新設〕」の印が付いています。
| 項目 | 現行のJGCプレミア | JMBプレミア |
|---|---|---|
| マイル有効期限の廃止 | 対象 | 対象外(〔変更〕) |
| サービスセレクション | 対象 | 対象外(〔変更〕) |
| ボーナスマイル | なし | 10,000マイル(〔新設〕) |
| 国内線・国際線の空港空席待ち | 優先 | 優先(変更なし) |
「現行のJGCプレミア」の列は、JALの表の「〔変更〕」「〔新設〕」の印から読み取った内容です(JALの表自体は変更後の値だけを載せています)。空港空席待ちの「変更なし」も、JALの表でこの項目に印が付いていないことから読み取っています。ボーナスマイルを毎年付与するのか、いつ積算するのかは、今回の告知には書かれていません。JALは、新設するサービスの詳細を各サービスページで順次案内するとしています。
あわせて、JMBダイヤモンドにはボーナス20,000マイルが新設され、ダイヤモンドメタル特典にはJMBダイヤモンドよりワンランク上のサービスセレクションのコースや、最優先の空港空席待ちが新設されます。一方で、ダイヤモンドメタル特典の「国際線 航空券取扱手数料無料」は提供を終えます。これらのダイヤモンド系の変更も、JMBプレミアと同じく2028年度のステイタス会員からです(次の章)。
いつから変わるのか:日付は2つある
見直しは、達成条件と特典で始まる時期が違います。
| 何が | いつから | 対象になる人 |
|---|---|---|
| 達成条件(JGC入会の撤廃) | 2027年1月1日(金)搭乗分から | 2027年の搭乗実績で達成する人 |
| 特典の変更(ダイヤモンドメタル特典・JMBダイヤモンド・JMBプレミア) | 2028年度のFLY ON ステイタス会員から | 2027年1〜12月の搭乗実績で達成し、2029年3月末までステイタスサービスを使う人 |
2つの変更は、どちらも「2027年の搭乗実績で達成する人」から当てはまります。達成条件は2027年の搭乗分から新しくなり、特典はその実績で得るステイタス(JALの呼び方では2028年度のステイタス会員)から新しくなります。2027年の途中で達成した場合に、いつから新しい特典に切り替わるのかは告知からは読み取れないので、JALの案内を確認してください。
一方、2026年1月1日〜12月31日の搭乗実績(現行の基準)でJGCプレミアを達成した人は、変更はありません。2027年度のFLY ON ステイタス会員のサービスも、これまでどおりです。
変わらないもの
JALは、搭乗時に使える主要な最上位サービスは、今後も変わらないとしています。
- ファーストクラスラウンジの利用
- ダイヤモンド・JGCプレミア専用の保安検査場
- 前方座席指定サービス
- 優先搭乗
- ワンワールドの「エメラルド」ステイタス
専用保安検査場の名称は、JALの告知の表記どおり「ダイヤモンド・JGCプレミア専用」としています。名称変更後の呼び方は、告知には示されていません。空港でのサービスの軸はそのままで、変わるのは「なるための条件」と「年ごとの特典の中身」だと整理できます。
マイル有効期限は「持っているグレードとカード」で決まる
JMBプレミアはマイル有効期限の廃止の対象外になりますが、JALは「変更後も、お持ちのStar グレードやJALカードに応じてマイル有効期限が適用される」としています。
| 区分 | マイル有効期限 |
|---|---|
| JGC Six Star / Five Star / Four Star | 無期限 |
| JGC Three Star / JMB elite / JMB elite plus / JAL CLUB EST会員 | 5年 |
| 一般のJMB会員 | 3年 |
つまり、JMBプレミアになったこと自体では有効期限は延びず、Star グレードやJALカードの区分で期限が決まります。この表にない区分(たとえば、JAL CLUB EST以外のJALカードをお持ちの方)は、告知に記載がありません。特典航空券のために数年かけてマイルを貯める人は、自分の区分と有効期限をJALのマイページで一度確認しておくと安心です。
家族旅行派はどう考えるか

ここからは公式の記載ではなく、筆者の見立てです。
「JGCに入会せずに上級ステイタスを取りたい」人には門戸が広がります。 これまでJGCプレミアは、JGC会員であることが前提でした。見直し後は、搭乗実績を満たせばそれだけで届きます。ただし、暦年80,000 FLY ON ポイントという搭乗の基準そのものは変わっていないので、気軽に取れるステイタスになったわけではありません。
すでにJGC会員の人は、2026年中に現行の基準で達成できるかを確認しておく価値があります。 2026年の搭乗実績で達成するには、現行どおりJGC会員であることが前提です。そのうえで達成した人は変更がなく、2027年度はこれまでどおりのサービスが使えます。サービスセレクションやマイル有効期限の廃止を重視するなら、今年の残りの搭乗計画を見直すタイミングです。
ANAの上級会員制度と比べている人も多いはずです。 同じ週(報道によれば9月29日)、ANAはスーパーフライヤーズカード(SFC)の見直し後の制度を発表しました。家族でどちらを軸にするかは、ANA SFC改定でJGC移行を検討する家族向けガイドと、見直し後の条件を反映したSFCを2028年以降もキープする300万円決済戦略もあわせてご覧ください。
まとめ
- JALは2026年9月30日(報道各社による日付)、JGCプレミアの達成条件と特典の見直しを発表
- 2027年1月1日搭乗分から、JGC入会の条件がなくなり、搭乗実績だけで達成。名称は「JMBプレミア」
- 搭乗実績の数値基準(暦年80,000 FLY ON ポイント、または80回かつ25,000ポイント)は現行と同じ
- JMBプレミアの特典は2028年度のステイタス会員から変わり、マイルの無期限化とサービスセレクションの対象から外れ、ボーナス10,000マイルを新設
- JALが「変わらない」と明示したのは、ファーストクラスラウンジ、専用保安検査場、前方座席指定サービス、優先搭乗、ワンワールド「エメラルド」の5つ。ほかのサービスはJALの各サービスページで確認を
- 2026年の搭乗実績(現行基準)で達成した人は変更なし
制度の細部は、JALが各サービスページで順次案内するとしています。続報が出たら追記していきます。
