【神戸→宮崎】宮崎カーフェリー「フェリーろっこう」子連れ乗船記|個室&バイキング
「飛行機だとあっという間だけど、移動そのものを旅にしたい」。そんな思いで、我が家は神戸から宮崎までを宮崎カーフェリー「フェリーろっこう」で移動してみました。夜に神戸を出て、寝ている間に九州へ。朝には日向灘の海の上で目覚める、まさに”動くホテル”のような船旅です。
この記事では、大人2名・小学生1名・幼児1名の家族4人でプレミアムトリプルの個室に泊まった実体験をもとに、客室・食事・船内施設のようすから、「船内は現金しか使えない」「Wi-Fiに制限がある」といった、乗る前に知っておきたい注意点まで、子連れ目線でまとめます。

神戸から宮崎へ|宮崎カーフェリー「フェリーろっこう」とは
宮崎カーフェリーは、神戸港と宮崎港を毎日1往復、夜行便で結ぶフェリーです。今回乗った「フェリーろっこう」は2022年に就航した新しい船で、客室の個室化が進んでいるのが特徴。車ごと乗れるので、宮崎で思いっきりドライブ観光したい家族にもぴったりです。
出港・入港の時刻は曜日で少し違います。我が家が乗ったのは日曜出発の便で、神戸を18時に出て、翌朝8時40分に宮崎着。約14時間40分の船旅でした。
- 航路: 神戸港 → 宮崎港(フェリーろっこう)
- 乗船日: 2026年7月・日曜出発便
- 時刻: 神戸18:00発 → 宮崎08:40着(約14時間40分)
- 船室: プレミアムトリプル(専用バス・トイレ付き個室)
- プラン: ベストバリュープラン(7/17〜9/30乗船分)
- 料金: 大人23,460円×2+小人11,730円+幼児0円=合計58,650円
乗船口はまるで水族館の入り口のよう。海の生き物のイラストが描かれたボーディングブリッジを通って船へ乗り込みます。この時点で子どもたちのテンションは早くも最高潮でした。

プレミアムトリプルの客室|4人でも広々の個室
今回選んだのは「プレミアムトリプル」。ベッドが3台入る個室で、我が家は大人2人+子ども2人の4人で利用しました。窓付きで日中は外の光が入り、エアコンも個別に効かせられます。壁には夕日の写真が飾られ、殺風景になりがちな船室とは思えない落ち着いた雰囲気です。

ベッドの上には、宮崎カーフェリーオリジナルのイラストが入った巾着のアメニティが人数分。中にはタオルなどが入っていて、こういう船旅らしい記念アイテムは子どもも大人も嬉しいものです。

そしてプレミアムクラスの一番のありがたさは、客室に専用のバス・トイレが付いていること。ウォシュレット付きトイレと洗面台、浴槽まであるので、共用の洗面所やシャワールームに並ぶ必要がありません。子連れだと「トイレ!」が突然やってくるので、個室内で完結できる安心感は本当に大きかったです。

子どもが退屈しない船内|キッズコーナーと展望サロン
「14時間も船にいて、子どもが飽きないの?」というのが乗る前の一番の心配でした。結論から言うと、フェリーろっこうの船内は子連れにやさしく、退屈する暇はほとんどありませんでした。
まず、船の中心にある吹き抜けのエントランスが華やか。カラフルな提灯が飾られ、階段でフロアを行き来するだけでちょっとした高揚感があります。

子どもたちが一番はまったのが、4階のキッズコーナーにある「こびとが住まう黒板」という映像インスタレーション。触ると小人や草花が反応する不思議なデジタル黒板で、床にはキャラクターのカーペット。ここだけでかなりの時間を過ごしていました。

大人には、窓の外を眺められる展望サロンが心地よい空間です。ソファ席や赤い椅子のラウンジがあり、本棚も。海を見ながらのんびりコーヒーを飲む時間は、船旅ならではのぜいたくでした。

船内は3〜4階が客室・共用エリアになっていて、案内図を見ながら探検するのも楽しいもの。ペットと泊まれる部屋やドッグテラスまであります。

船内は現金のみ!Wi-Fi・自販機の注意点【超重要】
ここが今回、一番お伝えしたいポイントです。フェリーろっこうの船内での支払いは、基本的に現金のみ。レストランや自販機、売店などでクレジットカードや電子マネー、QR決済は使えません(公式にも明記されています)。乗船前に、小銭も含めて現金を多めに用意しておくのが鉄則です。

自販機コーナーはかなり品ぞろえが豊富で、ソフトドリンクはもちろん、ビールやカップ麺、アイスクリーム、コーヒーまでそろっています。うれしいのは、自販機コーナーに電子レンジ、4階に給湯室があること。カップ麺やレトルトを持ち込めば、船内で温かい夜食が楽しめます。売店で紙コップが30円で買えるので、給湯機のお茶やお湯を使うときはそちらを。

出港と夕食バイキング|宮崎の”かつお”も
窓辺のカウンター席に陣取って、いよいよ出港。神戸港の岸壁やコンテナ、赤い橋が少しずつ遠ざかっていくようすを、子どもと一緒に眺めました。船が動き出す瞬間は、何度味わってもワクワクします。

夕食は船内レストランのバイキング。宮崎らしいメニューがあるのがうれしいところで、この日は夏限定の「かつおユッケ」が登場。宮崎はかつおの水揚げでも知られていて、濃厚なタレとの相性が抜群でした。

そのほかもシュウマイやちまき、麻婆豆腐、焼きそば、唐揚げ、エビフライ、煮物など和洋中がずらり。船の上とは思えない品数で、大人はしっかり満足できます。

子連れに本当にありがたいのがキッズコーナー。たこさんウィンナー、フライドポテト、チキンナゲット、わらび餅など、子どもが大好きなメニューが子どもの目線の高さに並んでいます。おかげで「食べるものがない」と騒ぐこともなく、親もゆっくり食事できました。


船内の各施設は営業時間が決まっているので、乗ってすぐ営業時間ボードを確認しておくと動きやすいです。

大浴場でさっぱり&消灯は22時
フェリーろっこうには4階に展望浴室(大浴場)があり、海を感じながらお風呂に入れます。1日の移動の疲れを湯船で流せるのは、飛行機にはない船旅の醍醐味。脱衣所には100円リターン式のコインロッカーがあり、使い終わると戻ってくる仕組みでした。
大浴場やシャワールームは夜は乗船時から22時まで、朝は入港前まで利用可能。船内消灯は22時なので、それに合わせてお風呂を済ませ、子どもと早めに就寝しました。翌朝に備えて、船のリズムに乗ってしまうのが快適に過ごすコツです。
翌朝は日向灘の朝|朝食バイキング
早朝5時台、船内のナビ画面を見ると、船はもう日向灘の上。「宮崎08:40着予定(定刻通り)」の文字を見て、ぐっと旅の実感がわいてきます。

朝食も同じくバイキング。焼き鮭やスクランブルエッグ、きんぴら、ひじきの煮物、焼きたてのポテトにサラダ、ごはんと、朝からしっかり食べられる和洋のラインナップです。上陸してすぐ動けるよう、ここで腹ごしらえをしておくのがおすすめ。

宮崎港に到着|連絡バスで宮崎駅・宮崎空港へ
定刻の8時40分、宮崎港フェリーターミナルに到着。ヤシの木が並ぶ南国らしい景色に、「九州に来た!」と一気に旅行気分が高まります。

車を持たない我が家は、ターミナルから出ている連絡バスで宮崎駅へ向かいました。到着便に接続する市街地行きのバスが出ていて、宮崎駅や宮崎空港、シーガイア方面へアクセスできます。

- フェリーターミナル 8:55発
- 宮崎駅 9:08着(運賃300円)
- 宮交シティ 9:23着(運賃400円)
やってきたのは宮崎交通のノンステップバス。荷物と子どもを連れての乗車もスムーズで、20分ほどで宮崎駅に到着しました。ここから宮崎観光のスタートです。

まとめ|宮崎カーフェリーは移動そのものが家族の思い出になる
神戸から宮崎への船旅は、「ただの移動」を「旅のハイライト」に変えてくれる体験でした。個室でぐっすり眠り、バイキングを楽しみ、お風呂に入って、朝は九州で目覚める。子連れでも思った以上に快適で、また利用したいと心から思いました。
宮崎カーフェリーを子連れで楽しむポイント
- プレミアムトリプルは専用バス・トイレ付きで子連れでも落ち着ける
- キッズコーナーやデジタル黒板で子どもが退屈しない
- 夕食・朝食バイキングは子ども向けメニューも充実
- 船内は現金のみ。硬貨・千円札を多めに用意
- Wi-Fiは制限あり。動画・ゲームは事前にオフライン保存
- 車がなくても連絡バスで宮崎駅・宮崎空港へアクセス可能
宮崎に着いたあとの宿泊先を探しているなら、宮崎市街のランドマーク的存在であるシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートの宿泊記もあわせてどうぞ。船旅とセットで、宮崎の家族旅行がもっと思い出深くなります。
